子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき
子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)
玩具堂 (著), 籠目 (イラスト)
あらすじ
生徒からの信頼度が急上昇中の「迷わない子ひつじの会」。生徒会長の機嫌が上々なのはよいのだが、今度はどう見ても生徒じゃないメイド服装の女の子を連れてきた。しかも彼女の相談は“オムライスが殺しを呼ぶ怪事件”とやっかいな内容で、成田真一郎ことなるたまたちには手におえない!こんな時はやっぱり隣の部屋の毒舌ツンダラ娘、仙波に力を借りに行くしか☆ω☆しかし彼女はいつも以上に不機嫌でやる気がなくて―。
感想
新キャラや前巻で関わったキャラ達も交え、じわじわ来る面白さがさらに積み重なる巻でした。
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エスケヱプ・スピヰド
エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)
九岡 望 (著), 吟 (イラスト)
あらすじ
昭和一〇一年夏、廃墟の町“尽天”。暴走した戦闘兵器に襲われた叶葉は、棺で眠る不思議な少年に出会う。命令無しに動けないという少年に、叶葉は自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従の契約”を結んだ瞬間だった。少年は、軍最強の兵器“鬼虫”の“蜂”九曜と名乗った。兵器ゆえに人としての感情が欠落している九曜だが、叶葉はそんな彼を一人の人間として扱い交流していく。徐々に心を通わせていく二人。しかし平穏な日々は、同じ鬼虫である“蜻蛉”竜胆の飛来によって打ち砕かれ―!?閉じられた町を舞台に、最強の兵器たちが繰り広げるノンストップ・アクション。第18回電撃小説大賞“大賞”受賞作。
感想
最強の兵器”鬼虫”同士の戦いは疾走感、躍動感、鮮やかな情景描写と迫るような三重奏を感じました。
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SUSHI-BU! 1貫目
SUSHI-BU! 1貫目 (ファミ通文庫)
西野吾郎 (著), よう太 (イラスト)
あらすじ
どうも、イソノカツオです。高校入学早々、この名前のせいで、変な女に目をつけられました。「おれっちは世界一の寿司職人、すなわち世界一の江戸っ子になる女でぃ!」生粋の静岡生まれのくせにそう名のる江戸前素子。おかげで『江戸前寿司部』なんて部に入るはめになった。寿司作りとかはどうでもいい。俺は美しき越戸紫先輩とお近づきになりたいんだ。だから先輩、素子じゃなくて俺を見て!第13回えんため大賞特別賞。
感想
細かいこと気にしなければ楽しいこと請け合いの青春寿司部活コメディ。目指せ全国制覇!
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東雲侑子は短編小説をあいしている
東雲侑子は短編小説をあいしている (ファミ通文庫)
森橋ビンゴ (著), Nardack (イラスト)
あらすじ
何事にも無気力、無関心な毎日を過ごす高校生、三並英太。楽そうだからという理由だけで図書委員になった彼は、ともに委員を務める東雲侑子の熱のない静けさに、自分の空虚さに似たものを感じていた。しかし偶然彼女の秘密を知ってしまったことから、自分との違いを思い知らされる英太。だが、その秘密のために、彼女と距離を縮めることとなり、失ったはずの感情に胸を締めつけられていく…。早熟な少年少女に贈る、もどかしく苦いラブストーリー。
感想
その変化は、言葉を借りるなら「もう認めざるを得ないと思う」。ほろ苦いのに甘酸っぱいです。
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プシュケの涙
プシュケの涙 (メディアワークス文庫)
柴村 仁 (著), 也 (イラスト)
あらすじ
夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない…。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。
感想
前後の構成で二人の「彼方」の涙に触れていたんだと気付きました。
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騙王
何もせずに朽ち果てるくらいなら、口先だけで手に入れてみせよう。金も力も愛も、そして王座さえも…。ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。しかし彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそう―すべては生き抜くために。頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語。第17回電撃小説大賞4次選考作。
感想
良き人間では生き残れない、そんな時代に自身さえも騙り登りつめた王子の悲哀を感じました。
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子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき
子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)
玩具堂 (著), 籠目 (イラスト)
あらすじ
生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。そのメンバーである成田真一郎は、寄せられる風変わりな相談に大奔走!そんな時出会ったのが、生徒会室の隣を隠れ家にするボサボサ頭の仙波明希。ダラリと本を読んでいる彼女に、なにげに相談について聞くと、毒舌だけどとても的を射ていて―!?実は生徒たちに「子ひつじの会」が広まったのは、この仙波の活躍があってこそだった!―第15回スニーカー大賞“大賞”受賞。
感想
このままデレないほうがオモシロそう。
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